【簡単】カメラ初心者がクロスフィルターを作ってみた!

クロスフィルター CAMERA
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 現在、私は様々な撮影技法/表現について学んでいるところです。機材もあまり持ち合わせていなく、とりあえずミラーレス一眼さえ持っていれば撮影できる”玉ボケ”や”流し撮り”また撮りたいものへの”光の当て方”に関して撮りながら学んでいます。
 お花は逆光で撮ると花びらが透き通って見え、ふんわり撮ることができて幸せな気持ちになります。そして、写真を撮ればとるほど欲しくなる新しい機材…しかしカメラもレンズも三脚も高い…。
しかし、そんな中でも安くていいじゃん!と思ったのが、

『フィルター』です。

欲しいなと思ったのは『PLフィルター』『NDフィルター』『クロスフィルター』です。原理的に手早くできそうなのは、『クロスフィルター』、ということで早速作成していきます!

クロスフィルターとは?

 クロスフィルターは一言でいうと、点光源から光線を作るフィルターです。光源に向けて撮ると下記のような写真が撮れるのです!

イルミネーションシーンなどでは、点の光源がたくさんあるだけで、目で見たキラキラ感を体現できない…なんて時にも役立つそう。

作り方は簡単で、透明下敷きに模様をカッターでつけるだけです。
詳細な材料と作り方を見ていきましょう!

材料

  1. 定規
  2. 透明下敷き
  3. ハサミ
  4. カッティングボード
  5. デザインカッター(普通のものでもよいですが、デザインカッターのほうが作りやすいです)
  6. 固定用:キリ(穴あけ用)
  7. 固定用:マジックテープ
  8. 固定用:輪ゴム

すべて100円均一で購入できるものなので、気軽に試せます。

作り方

カッターで手を切らないように注意してくださいね

 

  1. 紙に5mm刻みで直線を描いていきます
    *直線の長さと本数はお持ちのレンズの大きさより1cm程度プラスの長さがお勧め
    クロスフィルター2
  2. 横方向にも同様に線を描きます
    クロスフィルター3
  3. 透明下敷きを上に重ねて置き、デザインカッターで先ほどの紙の線をなぞるように模様をつけていきます
    *重ねて置くときには、下記の矢印部分に下敷きの端を合わせるようにすると、後で切りやすいです
    クロスフィルター5
  4. 模様をつけ終わったら、四角にハサミでカットします(点線部分)
    クロスフィルター4
  5. カッティングボードもしくは新聞紙の上などに置き、下図緑部分にキリで穴をあける。
    *この部分に輪ゴムを通すので2mmくらいの穴の大きさがあるほうが良いです◎
    クロスフィルター6
  6. 先ほどの穴のそれぞれに輪ゴムを通して結ぶ
  7. 2つの輪ゴムをもうひとつの輪ゴムで結ぶ(3つ連結するイメージ)
  8. カメラに取り付けて完成!

さて、クロスフィルタが完成しましたので、実際に撮ってみましょう!

レンズ前に装着するときには、レンズの前面を傷つけないように気を付けてください。
安いものでも良いので、プロテクトフィルターの使用をおすすめします!

作例

5月にバラ園の夜間ライトアップがあり、そこで試し撮りをしてきました。
1種類では比較ができないかなと思い、4方向と8方向の2種類で撮り比べています。

4方向クロスフィルター

ISO1600, 36mm, F4, 1/60sec
ISO3200, 43mm, F4.5, 1/30sec

撮る場所にもよりますが、4方向への光線だと少し物足りない感じがしました。

8方向クロスフィルター

ISO2500, 49mm, F4.5, 1/30sec

普通に撮るよりも華やかな写真になりますね!(眩しい…)


フィルターをかませている分、そのほかの部分も少しぼんやりしてしまいますが、お花のようなふんわりと撮りたいものであれば、逆に良いかなと個人的には感じました。

まとめ

 製品版のクロスフィルターを使用したことがないので、比較ができませんが、カッターでの直線をきれいにつけられるようになれば、製品のクオリティに近づけるのではないかと思います。
(分厚めの板でガイドラインを取って、カットしてやればよいかも…(定規で線を引くのと同じ))


 レンズへの固定方法は、改善の余地がありそうです。例えば、レンズに固定する真ん中の輪ゴムをマジックテープなどにするととれてしまうリスクが減るかもしれません。(単焦点レンズならサイドの輪ゴムも紐でよいかも)


 少々見た目もいかついので、改良のし甲斐がありますね。
 また、F値を上げることで、光線が点線になってしまうような現象もみられて個人的には面白かったです。

ISO 400, 46mm, F11, 1.6sec

こういう表現がしたい!というものが製品にない場合、今回のように作ってみるほうが手っ取り早いかもしれません。
今後も身近にある道具を用いて、様々な写真にトライしてみようと思います!

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