ブラッシングと歯磨き粉

TIPS
記事内に広告が含まれています。

先日、歯医者さんに定期検診に行くと「怪しいのを含めて虫歯、5本あります。」と言われました、てけてけさとぅです。最近はフロスもやってるのに…ととても悲しい気持ちになりました。

そういえば、歯磨き指導なんて全然やってもらっていないなあと思い、歯磨きの方法や歯磨き粉について、歯医者さんに相談してみました。


そこで言われたのは、大きく分けて下記の2つのことでした。

  • フッ素含有量の多いものを2cm程度の量を歯ブラシに付けて、歯を磨いて、すすぎは軽く1回!
  • ブラッシングは”つまようじ法”で!

ほうほう、そうなのね!
結構な歯磨き粉の量を使うわりに、すすぎは簡単すぎないかな…と不安になり、さらに、フッ素含有量ってどれくらいが上限?つまようじ法って?と思いましたので、歯医者さんで聞いたことと独自に調べたことなどブラッシングと歯磨き粉について、まとめていきたいと思います。

歯磨き粉について

フッ素の含有上限

世間でもフッ素入りの歯磨き粉は歯に良い!ということは一般的によく聞くことですが、
一方でフッ素自体は体にあまりよくないもので、使用や利用に関して規制がされる化学物質です。

特に歯磨き粉においても、子どもが使用する際には使用量や誤飲などへの注意が必要です。
しかし、うまく利用していくことで歯を強く虫歯に負けない歯へと導いてくれます。
(詳しくは、日本小児歯科学会のサイトをご覧になると参考になると思います)

早速、含有量の上限ですが、2017 年 3 月 17 日より

上限 1,500ppm ( 0.15% )のフッ化物を配合する歯みがき剤も厚生労働省より認可されました。
*ppmというのは、化学分野でよく使われる単位で100万分の1という意味になります。

なるほど、1500ppmね。と思い、自分が使っている歯磨き粉をチェックしてみると、なんと上限値に近い1450ppmでした。

いいの使ってるじゃん!と得意げな気持ちになりましたが、実は歯の意識レベルの高いパートナーからもらったものでした。

さすが。。歯医者さんで見たことのある方が多い歯磨き粉かもしれませんね。泡立ちが少なく、少ない水ですすぐことが可能です。

Check-Up standard (LION)

アメリカの歯磨き粉

現在、アメリカにいるパートナーに、このことを話すと「今度の帰国の時に良さそうな歯磨き粉を買って帰るよ」とのことで、2種類買ってきてもらいました。

  1. SENSODYNE Advanced Whitening (gsk)
    sensodyne
  2. hello naturally whitening fluoride toothpaste (hello)

1は、日本でシュミテクトという名前で販売されている歯磨き粉のようです。

フッ化ナトリウム0.25%(0.16% w/v フッ化物イオン)を含み、白いペースト状の歯磨き粉で研磨剤のざらざら感はありません。

使い心地は泡立ちが良く、味もまずくはないけれどもミントの味がCheck-Upよりも強く感じました。 

2は、モノフルオロリン酸ナトリウム0.76%(0.15 w/vフッ化物イオン)を含むと同時に、ティーツリー、ココナッツオイルが含まれており、口臭予防と口内の潤いを保ってくれるそう。

ペーストの色は白でこちらもCheck-Upよりも泡立ちが良く、ミント感も強かったですが、1より爽快感は抑え目でした。チューブデザインが可愛いところもいいですね!

アメリカの歯磨き粉は日本での製品の規制量である1500ppmを超えたものも販売されています。使用する際は自己責任となります。

本ブログではその使用を推奨しているわけではありません。

含有フッ化物の種類

さて、ここで2つに含まれているフッ化物の種類が違うことに気づきました

成分表をここまで比較してみたことがなかったため、これまで気づきませんでしたが、何が違うのでしょう。調べてみると下記のような違いがあることが分かりました。

  • フッ化ナトリウム(NaF)・・・塗布した瞬間からフッ化物イオンが歯の表面に作用するため、齲蝕予防効果はモノフルオロリン酸ナトリウムより高いといわれています。
  • モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)・・・唾液の作用でゆっくりフッ化物イオンに変化するので、小さい子に安全に使用できる。
  • フッ化第一スズ・・・バクテリアに対し抗菌作用があるため、ミュータンス菌レベル高い人に効果的である。

上記踏まえて、今回紹介した3種類はフッ化ナトリウムを含むものがCheck-UpとSENSODYNEの2種類、モノフルオロリン酸ナトリウムを含むものがhelloの1種類となりました。

特徴を見る限り、大人であればフッ化ナトリウムを含む歯磨き粉のほうが良さそうですね。

ブラッシング方法”つまようじ法”について

「つまようじ法」歯周病の予防・治療のため、歯間部の歯垢を除去することを目的に考案されたブラッシング方法です。

実は、軽度の歯周病だったらしく(ときどき歯茎からの出血がありましたが、あまり気にせず放置してしまっていました…)、今回はこの方法で出血を止める&歯周病の進行を止めるべくトライしてみることにしました!

やり方は専用の歯ブラシ(ブラシの列が2本しかない細長い歯ブラシ)を歯茎から歯の上部に向けて歯と歯の間をブラッシングします。

うむ、文字だけだとわかりにくい…歯医者さんで紹介されたサイトを見つけましたので、皆さんもこちらをご覧ください。

歯周病の予防研究から生まれた歯磨き法、つまようじ法の磨き方 – 歯周病と歯の健康を考える、つまようじ法 V7(ブイセブン)歯ブラシのPMJ (pmjv7.co.jp)

実際やってみると、難易度は高め

ブラシの先端がうまく歯の隙間に入って行ってくれません!いろいろ角度が持ち方を変えてみて慣れてきたのは1週間がたったころ。

それまでは、鏡を持ちながらブラッシングにも15分くらいかかり、さらに通常の歯ブラシに持ち替えて歯磨き粉をつけてこれまでのブラッシングを行っていました。(歯の表面が磨けている感じがしなかったので…)

慣れてくると歯の間が磨けている爽快感がやみつきです。笑

まとめ

今回は歯医者さんに行ったことで、歯磨き粉とブラッシングの方法についての知識が深まりました!
歯周病は一度なってしまうと完治はできないらしく、現在の進行状況よりも進まないようにするほかないそうです。

引き続き、つまようじ法でのブラッシング&フッ素入り歯磨き粉での虫歯予防を頑張っていこうと思います!

番外編:フッ素入り洗口剤

歯磨き粉でのブラッシングも含めると、結構大変ですね~という話を歯医者さんにすると、「フッ素入りの洗口剤もありますよ」とのこと。

ほう!どんなものなのでしょうかと聞いたところ試してみますかと出してくださいました。

水で希釈する必要はありますが、歯磨きのしづらい妊娠期や忙しい時に使いやすそうだということ+価格も1000円程度ということで今回購入してみました。(歯医者さん専売品だそうです)

使用はまだなので、今後の口腔ケアで使っていきたいと思います。

参考文献(2023年3月10日閲覧)


タイトルとURLをコピーしました